2019年9月19日
妖精の世界に出てきそう・・・
先週の開園日、よくご来園いただく方から「今ごろ出てるんじゃないかと覗いてみたら咲いていた」と教えていただきました。
ススキの根元をそっとかき分けてみると、突如として桃色の花が。
葉っぱがなく、唐突に「出た」って感じです。かわいいけど、独特な雰囲気を醸してます。
この植物の名前は「ナンバンギセル」。
南蛮渡来のキセルに見立てて名づけられたそうです。確かに、よく描かれる西洋の探偵って、こんなのをよく口にくわえてますよね!
別名は「思い草」。万葉集にも出て来るそうです。
俯きながら物思いにふける様子に見立てているのでしょう。
そう考えると、慎ましやかな印象ですが、ススキ等に寄生する植物で、ときに寄主の生長を阻害し、枯らしてしまうこともあるとか・・・
危ない一面を持った、妖艶な美女・・・ってところでしょうか?(あ)
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